今回EJ26に初めて導入したアキュサンプ。
構造は簡単。
タンクの中にエアとオイルを仕切るピストンがあり、油圧が高い時はエアを圧縮してタンクの中にオイルを溜め、油圧が下がった時は圧縮したエアによってオイルが排出されます。
タンクから出たホースはオイルクーラーホースの途中にバルブを介して割り込ませてあるので、もし何かトラブルが発生してもエンジンへのオイル供給が止まるようなことにはならないので安心です。
通常はホースを分岐させますが、市販のオイルクーラーが装着されていない車両は専用のサンドイッチブロックで装着することが出来ます。
コールドスタート時は先にバルブを開くことによって、エンジン始動時のダメージを防ぐことが出来ます。エンジン始動前に油圧が2k以上掛かっています。
エンジンが掛かった後は、油圧が一気に上がりタンクにオイルが戻ってくるので油圧ゲージも上がったのを確認してバルブを閉じます。サーキット走行時はもちろん開いた状態で。
油圧低下によるトラブルは、かなりのチューニングを施した車両やレーシングカーだけの話と思っている方が多いですが、サーキットなどで油温を上げすぎたり、適正でないオイルを使用したりするとトラブルにつながります。
Defiのメーターを使用している方はメーターに3分間の録画機能がありますので、サーキットで一度確認してみるといいかもしれません。ヘアピンなどでは驚くような数値を指している車両もあると思います。